必要があってユング系の本を読んでます。
しかし、ユング派の心理療法って客観的に見たら、ふつうにあやしげでもありますね。
河合隼雄さんがいなかったらユング心理学ってスピリチュアル系の療法のように
知っている人しか知らないものになっていたかもしれません。

日本ではおそらくユングそのものよりも
河合隼雄さんなら知っているという人が多いと思います。
そもそも河合さんがユング心理学を学んでスイスから帰国されたのは
1965年。今から50年前のことです。
河合さんはすでに数年前にお亡くなりになっていますが、
ユング心理学が日本でよく知られるようになるまで
実はそんなにかかっていなかったのも驚きです。

フラワーエッセンスは日本に入ってきて約20年以上にはなります。
それを考えると一般的な認知度の違いがわかります。

ユング派の療法はイメージ・元型をあつかうのですが、
そのため夢とか箱庭などをとおして進められます。
目に見えないこころのことをやはりイメージの世界であつかうことで
なぜか神経症やこころの病が癒えていくというのは
シャーマン的だし、科学的な説明は出来ません。

しかし、それをひとつの療法として日本で確立されたということは
やはりすごいことです。
海外で確立されたものでも日本で一般的に認められるには
なかなか大変なことも多いですから。

ユング系の分析家は河合さんだけではなく、
世界中にたくさんいらっしゃり
とても面白い本を書かれた方もたくさんいます。
私はほんの一部分しか読んでいないのですが、
過去にもブログで紹介しましたが、
再度ピックアップしてご紹介します。


◎「自己愛障害の臨床-見捨てられと自己疎外」
カトリン・アスパー


絶版です。
私は図書館で借りました。ものすごく面白いです。
自分のことかと思うような記述もあり。
手元に置いておきたい本ではあります。
別のブログで感想を書いていたのですが、
そのブログ自体削除してしまいました(;´Д`)
私が印象的だったのは物語での解説が素晴らしかったこと。
でもグサグサっとくるような言葉がたくさんありました。



◎「境界を超えて-シャーマニズムの心理学」
ドナルド・リー・ウィリアムズ

この本アマゾンレビューがないのが不思議ですが、
めちゃめちゃ面白いです!!
シャーマニズムとユング心理学はとても近いものがありますが、
まさにそれを解説するかのような本。
この本はカルロス・カスタネダとドンファンの世界を
ユング派から解説していて、カスタネダの本を読むより
私は面白く感じました(笑)


◎「聖娼−永遠なる女性の姿」
ナンシー・クォールズ・コルベット


この本も絶版ですが、古本で安くなっているときに
入手しました。はじめ図書館で借りて読んだのですが、
絶対ほしい本だったので。

同じ著者の方ので
『「女性」の目覚め-内なる言葉が語るとき』という本もお勧めです。
これも絶版なので、図書館で何度か借りました。

女性の方によって書かれた女性がより個人として生きていくための
内容で、女性らしいこころに染み入るような素晴らしい表現がたくさんあり、
リズ・グリーンと似たような鋭い分析もビシビシ伝わります。

あとがきにも書かれてあったのですが、

『女神の強さは、成長と再生を保証するために最も大切なものを諦める能力のなかにある。』

なんて言葉はズバーーンときます。

古代の「聖娼」という元型を現代の女性たちのためにとりあげているけど、
その「聖娼」のイメージは非常に自由で誰のものでもなく、
再生の力が大地と霊的な力によって高められた存在というふうに感じ取られ、
はじめ読んだときはかなりインスパイアされました。


それにしてもユング派の夢分析は河合さんの本にしても、これらの本にしても
なかなか自分では思わないような分析をされていて
見方や考え方、全体の捉え方はとても参考になります。
(応用はできないけれど・・・)
そのためにユング分析家となるための訓練を受けているから当然でしょうけど。


心理占星学のリズ・グリーンもユング派の分析家ですが、
彼女は心理占星学を学ぶ人に
物語や小説、詩、映画やお芝居など出来るだけ読んだり、見るようにと勧めています。
ある意味、それをおこなう人も詩人のようにならなければ
いけないかもしれませんね。
だからこそ、こころを揺さぶるような文章が紡ぎだされているのでしょう。



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